Pulsatila

プルサティーラ

プルサティーラの物語

 

「子どものためのレメディ」とも言われるプルサティーラ。

キンポウゲ科の西洋オキナグサです。

 

 

子どもってお母さんから離れないですよね。

お母さんの足にしがみつき、離れたくない!って

一生懸命にアピールします。

 

 

そんな様子はどのお子さんにもみられるものです。

なので、どんなお子さんにもプルサティーラを

使えるよ!ということなんですね。

 

 

寒冷地に生えるプルサティーラは

暖かい部屋が大の苦手! 

ぐずったり、症状が悪化するときに

涼しい外気に触れさせてあげると、

楽になってにっこり笑ってくれます。

 

 

風が吹いても、根はしっかり張っているので、

折れることなくゆらゆらとなびきます。

 花はゆっくりとあっちを向いたり、こっちを向いたり。

プルサティーラの子どもはゆっくり首をかしげて、

お母さんがこっちを振り向いてくれないかな、、、

と様子を伺っています。

 

 

『見捨てられたくない』気持ちが

人一倍強く現れるプルサティーラ。

けれど、子どもはみんなそうですね。

 

 

子どもに限らず、大人になっても

プルサティーラのように少しうつむき加減で、

泣いてしまう方にもピッタリです。

 

ホメオパシーのレメディは

年齢や性別に限らず使っていけます。

もちろん一緒に暮らす猫ちゃんやワンちゃんにも。

 

 

鼻風邪や中耳炎のさいに

クリーム色で粘着性のある分泌物があれば、

それはプルサティーラのサインです。

 

 

中耳炎のさいに抗生物質を使うことがありますが、

プルサティーラを数回リピートしたら治り、

それ以降ぶり返すことはありませんでした。

 

 

慢性的になって粘着性のある

クリーム色の分泌物が出る場合は

ぜひ使ってみてくださいね。

 

マテリア・メディカ

 

全体の特徴:変化する、位置が変わる症状。喉の渇きがない。多量で、無刺激性の、濃厚な、黄緑色の粘着性分泌物。

 

悪化:暖かい空気、部屋、寝床。

 

好転:冷たい新鮮な空気。よく泣いた後。さすること。

 

精神:温厚、臆病、感情的、涙もろい。メソメソする。同情して欲しい。構って欲しい。

 

頭部:頭皮に多量の発汗。

 

目:濃厚な、黄色い、多量の、無刺激性の分泌物。

 

鼻:臭い分泌物。緑色やオレンジ色の分泌物。

 

顔:青白い。下唇中央のひび割れ。

 

口:口臭。喉の渇きがなく、乾燥、または粘ついている。舌が黄色い、白い。

 

喉:食べ物が喉につかえる。

 

胃:水、脂肪、温かい飲食物を嫌悪。ほとんどの症状に伴う喉の渇きの無さ。まるで石のように重たい。胃が重たく感じる。

 

腹部:状態の変わる便。

 

泌尿器:不随意の排尿、特に少女。

 

男性:淋病からの精巣炎。精巣が垂れ下がる。濃厚な黄色い分泌物。

 

女性:無月経。遅すぎる。遅れがち。思春期前の少量の乳。クリームのように濃厚な帯下。

 

呼吸器:温めることで悪化。外気で好転。

 

心臓:左側を下にして横たわると悪化。

 

背中:まるで冷水が背中に注がれたかのような感覚。

 

四肢:素早く移動する痛み。

 

皮膚:熱せられると痒い。はしか。

 

睡眠:睡眠中にメソメソする。

 

熱:身体は冷たいが熱を嫌悪。

 

 

関連レメディ:Ars.,Kali-bi.,Sep.,Sil.,Zinc.

補完レメディ:Apis.,Cimic.,Graph.,Ham.,Kali-bi.,Kali-s.,Nat-s.