ホメオパシーのレメディを使う際に、
「コーヒー、樟脳、ミントを一緒に摂らないでくださいね」という注意があります。
つまり、コーヒーや樟脳、ミントを一緒に使うと、
レメディが私たちの自然治癒力に働きかけることを無効、もしくは半減させてしまうのです。
では自然治癒力に働きかけるレメディとはどんなものなのでしょうか？
ハーネマンは、
原材料と水を混ぜたものの希釈（ポテンシー）が高ければ自然治癒力を高めることができることを発見し、
そのレメディを治療に使っていきました。
そのレメディとは、原物質を限りなく水で薄めたもの、です。
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例えば30ｃのポテンシーの場合だと、
（1ｃは原物質：水＝1：99に希釈された液体から1滴取り出したものですから）
1/100（厳密にいうと1/99となりますが、1/100でお話します）を30回繰り返して、
希釈したもの、ということです。
1/100×1/100×1/100×・・・・・・・・・・・
=1/10000000000 0000000000 0000000000
30cは原物質を1/10000000000 0000000000 0000000000にまで薄めたものです。
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その薄められたものが、私たちの体の自然治癒力に働きかけて、
症状を治していく、ということですね。
成分の入っていないレメディが人間や生き物の自然治癒力をプッシュしてくれるなんて、
初めて聞く方には驚きですね。
それを発見したハーネマンは医者であり科学者でもありました。
「ものすごく極微量な、目に見えないレメディの中に入っている原物質の何か」が
自然治癒力に働きかけます。
なので、実は臨床ではコーヒー、樟脳、ミントに限らず、
精神的なショックや、動揺、身の回りにある環境、出来事などでも、
人によってはレメディの働きが無効または半減してしまうこともあります。
ここから、レメディ自体もナイーブだし、
私たちの心身もナイーブに見て取れますね。
それだけ、私たちの体は、単に機能しているだけではなく、
その機能は、外のあらゆるものと共鳴しながら動くようになっている、
ということなのです。
体を使っている本人は何の不都合もなく、
自然に体を動かしていますが、
その一つの動作でさえ、実はとても高度な機能になります。
科学で解明されて、自分のことは全て分かったような気持ちになってはいるものの、
実は分からないことも多い体なのですね。
そんな高い次元の体の機能に働きかけることができるホメオパシーのレメディは
私たちの想像を遥かに超えた不思議な砂糖粒ということになりますね。
ちょっとした外部からの刺激やミント、樟脳、コーヒーによって
何かしらの変化を伴う私たちの体とレメディは、
なんともナイーブなもの同士！
に思えてしまいます。
けれど、自然治癒力に働きかけるなんて、
とってもパワフルだとも捉えられませんか？
自分がインフルエンザにかかって、布団にくるまりながら体の節々の痛みと、
割れそうな頭の痛みに絶えていたときに、
レメディのオッシロコッシナムを使うと、なんてぐっすり眠れたことでしょう！
ウイルスに対して反応する自然治癒力をレメディがさらにプッシュしてくれることで、
レメディを摂る前の自然治癒力よりも、さらに強靭な自然治癒力へと押し上げてくれます。
微量であればあるほど、自分には見えない自然治癒力をさらにプッシュできる、パワフルなエネルギーの働き。
ここに現代の科学では解明できない自然界の奥深さが垣間見れます。
その私たちの想像を遥かに超えた砂糖粒の働きを無効にしてしまう代表の一つのミントは、
その根っこからも、目が覚めるような香りを放っている植物です。
まだ強い香りを持つミントや樟脳、コーヒーなどが
レメディの働きを無効化してしまう理由は分かっていませんが、
実際にミントに触れていると、
一般の私たちは五感を使って感覚的に、
レメディを無効にしてしまう理由を感じることができますね。
私たちの体が見えない高次なエネルギーで動いているのであれば、
原物質の希釈された目に見えないエネルギーを含んだレメディを使って治癒へ導くことは
工場で生産された物質の詰まった薬を使って、
症状を抑える、または見えなくすることよりも、
遥かに理にかなった治癒の方法なのかもしれませんね。
レメディの効果を無効にするミントとレメディの関係を
五感を使って垣間見ることで
その理由を解明できる鍵を見つけることができるかもしれません。
ペパーミントのレメディが作られており、
仕事が大好きで、恋に落ちやすい人に使ったりします。
そんなレメディ物語を持つペパーミントのレメディを使うことは
ほとんどありませんが、
ハーブガーデンに植わっているミントと、
レメディとの不思議な関係を楽しめていけると良いですね。
レメディを使っていると、ミントを避けようと悪者にしがちですが、
レメディを使っていないときには、
ぜひミントティーを飲んだり、
芳香として使ったりして楽しんで行きましょう！